独り言

第二の人生、弱くてニューゲーム。

RPGの世界には「強くてニューゲーム」というシステムが存在する。

一度シナリオをクリアした場合に限り、レベルや装備、所持品などを引き継いだまま新しくゲームをプレイできるのだ。

この状態はもはや戦闘においてはプロボクサーが幼稚園児を相手にするようなもの、フェアプレーの概念はみじんもない。

完全なイージーモードである。

 

若くして宝くじや遺産相続で莫大な財産を手に入れた人間は間違いなく人生のイージーモードといっていいだろう。

一方、ここに30歳を目前に職を失い、同じころ事業投資の失敗で全財産にあたる2,000万円を失った人間がいる。

若くして贅沢を知った彼に残されたのは高額な車のローンと重い税金・社会保険料の負担だけだ。

もちろん自業自得であることは言うまでもない。

これからの人生が厳しいものになることは疑いようもないだろう。

まさに弱くてニューゲームが始まろうとしている。

ピーク時は1,000万円以上あった年収も一気に400万円台に落ち込んでしまった。

しかし私は決して自分の人生を悲観しているわけではない。

一度は失敗したものの、社会人5年目である程度の成功を収めることができた事実があるからだ。

今はどん底で苦しくても、次の5年でもう一度立て直せるのではないかという根拠のない自信がある。

若いころに経験した失敗は必ず人生の教訓として自分の財産になるはず。

落ち込むよりも今できることを必死に探し、将来笑っていられる自分でありたい。